苦しくても
苦しくても
苦しくても
煙の中に、飛び込む。
イチゴ、セブンスター 9
気付けばサンジは何時(いつ)でも保健室の外の、お決まりの場所に居て、
保健室に来客が居ないときには窓越しにロビンと話す、ということが習慣に
なっていた。
とても居心地が良かった。
いつしか学校自体がどうでもよくなっていて、授業中に居ることもしょっちゅ
うだった。元々サボリグセがある彼としては、回数が増えてもなんら変わり
はなかったのだが。
心配をしているのはロビンの方だった。生徒と仲良くなるのは、仲良く話す
のは、教師として嬉しいし楽しい。が、教師としてこのままではいけないと思
う気持ちもあるのだ。
いつの間にか自分の中に渦巻いていた、特別な感情、が、邪魔をしていた。
特に好んでいなかった煙草の煙も、3年間の付き合いがあった男と一緒に
居たことで、落ち着く空間を創りあげるモノとなっている。離れようとしても煙
草の煙が脚に絡み付いて離れない。煙は、脳内までを凌駕し、次々充満して
いった。ロビン自身がサンジに癒しを求めていた。其れに気付くのに随分か
かってた。
気付くのが、
遅かった。
遅すぎた。
8月の暑い日。
職員の日直の仕事で学校を訪れていたロビンは、待ち構えていたのように
いつもの場所に座ってセブンスターをふかすサンジに告げた。
「今度の日曜日、お見合いに行くことになったわ。」
煙草の煙が
喉に絡みつく。
暑い夏。
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9/27
これほんとにサンナミ小説なの・・?(自分で)
段々ドロドロしてきました。ラストは?
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