イチゴと、レモン










微妙な酸味の違い。











ゴ、セブンスター 12





「あの時くれた飴は、その時の、なの?」






煙が喉に突き刺さる。噛み付くように、締め付けるように。



「ああ。情けねェ話だけど、未だに引き摺ってたのは確かだよ。

あの飴も、いっそ捨てられちまったらよかったのにな。」



ナミはサンジの言葉の真意がよく解らなくて黙っていた。

今更、イチゴの甘ったるさが頭の中に滲(し)みて行った。


サンジはきっと、何処へ行くにもロビンが気がかりで、最後の

繋がりである飴を口にすることが出来なかったんだろう。

セブンスターを吸い続けているのがその証拠だ。

でも、その片方をナミに渡した、ということはそれなりの進歩

が彼の中にはあったのだと思う。ナミは思い切って口を開い

た。

「もう1つは、まだあるの。」

「え?ああ、これ・・・」


サンジはポケットから黄色い飴を取り出した。





















片手で、















指でさえ掴めるそんな小さなモノで





























これ以上自分を苦しめないで。

































ナミが無造作に其れを取り上げると、サンジは一瞬ピクリ

と動いた。ナミは何も言わないままビニールを破った。














サンジが咥えた煙草を左手で取り上げて




















右手で入り口へと押し込む




















































思い出など






























トケテシマエ。







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10/3
あと1〜2話だと思うんだけどなあ。(推測)
表現に難アリ、が多いので読みにくいとは思いますが、もう少しお付き合い下さいま
せ。。






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